約1年半前に車を買いました。車種はCX-5。
グレードはXD L Packageの4WD、駆動方式はMT。色はマシーングレープレミアムメタリック。2020年12月の年次改良直後のモデル(型としては一つ前)。
最近のマツダはCX-50(北米市場)やCX-60などの新車を発表していますが、CX-5も今回のマイチェンで改めて魅力的な車になったと思う。
でも、いま乗ってるマイチェン前のCX-5も好き。というかむしろこっちの方が個人的には好き。
発表されてから約5年半が過ぎたとはいえ他のクルマに劣らない魅力を持っていると感じているので、CX-5の良い点と悪い点を気ままに語ってみる。
完全に独断と偏見。スペックだの性能だの専門的な話は知らない。あくまで素人目線。
1,良い点
・運転が楽しい
・MT仕様がある
・見た目がいい
・アウトドアでも使える
・長距離運転も楽しい
・燃費いい
・サイズも小さくないのでわりと胸張れる
・このクラスにしては価格もリーズナブル
以下で1つずつ述べる。
運転が楽しい
最近の新車の中で、運転するのが楽しそうだなと思えたのがこの車だった。
実際には、
・本当に乗りたかった車が高すぎて買えなかった
・なんとか買えそうだが、乗りたいと思う新車がなかった
というのが正直な理由ではあるが。
でも、乗ってみると本当に楽しい。
初めてアクセルを踏んだとき、加速はしているが加速感を感じなかったのを覚えている。
ただHUDに表示されている速度が上がっているだけ。
身体で加速している時のGを感じないというか、体感だけで運転していると気づいたら制限速度を余裕で越えそうになる。
ディーゼル特有のカラカラ音も車内にほとんど入ってこない。電話していても家にいるものだと思われてしまうほど。
マツダが「走らせて退屈なクルマなんて絶対につくらない」と言うだけのことはある。
日本ではトヨタが最も売れているわけだが、日本人のほとんどはとりあえず「車と言えばトヨタ」みたいなことを思っている節があり、走る楽しさで選ぶ人の割合はあまり高くはないと思っている。もちろんトヨタの車がつまらないと言うことではない。
ただ、とりあえずCX-5は楽しい車なので興味があれば試乗してみるのもアリ。
MT仕様がある
私はMTのCX-5を買いました。
MTにした理由は、ほぼ好奇心(笑)
ATとMTで迷うならMTにした方がきっと楽しいと思った。
意外にもこの車のMT仕様を選ぶ人がかなり少ない。販売台数のうち、MTはだいたい3%〜5%。
マイチェン後のCX-5にもMT設定はあるが、いまだ見かけたことがない。
YouTubeで動画が数本投稿されていたくらい。
・ATに飽きを感じている人
・他のCX-5と被りたくない人
・SUVでMTに乗りたいと思っている変人
・愛車の話題作りをしたい人(笑)
CX-5に限らず、MTに乗ってみたいけど不安!という方には思い切ってMT乗ることを強く勧める。
慣れてしまえば楽しいし、今後もう乗れなくなってしまうかもしれないので貴重な機会となるはず。
納車直後からディーラーを出るまでに3回エンストやっちゃってる私ですら、いまでは普通に運転できているので。
ただし、MTはディーゼルモデルでかつ、通常グレードないしは特別仕様のExclusive Modeしか選択できない。
ガソリンモデルや他の特別仕様車ではATのみとなる。ブラックトーンエディション、フィールドジャーニー、スポーツアピアランスいずれの特別仕様でもMTは不可。
また、CX-5のMT車にはサンルーフを装着することができない点も注意。
ディーゼルがどうしてもNGな場合、別車種になるがCX-30のガソリンとハイブリッドでMT設定があるので一度見てみると良い。
見た目がいい
単純にかっこいいと思うし、デザインがいい。
国産車の中でもなかなかオシャレなルックス。
自分で所有しているとはいえ、街中で他のCX-5を見かけたら思わず目がいくほど。
インスタとかにもいい感じに映るし何かと絵になる。デートの時も恥ずかしくない。
あと個人的にはハリアーよりも芸術性を感じる。ネームバリューとかブランド力、カスタムパーツのバリエーションなどはハリアーが上だが。
・アウトドアでも使える
北海道は雪が降るので4WDを選択した。
これで冬道は走れるので、趣味のスノーボードに行くことができる。
この車は2列目の真ん中の席だけ倒すことができるので、スキーとかスノボの板も真っ直ぐ積むことができる。
また「Gベクタリングコントロール」という悪路を走るのに役立つ機能も備わっている。
ランクルとかに比べたら微々たるものではあるが、こういうところもちゃんとしているのは流石。
長距離運転も楽しい
週末になると平気で100kmとか200kmは走るけど、これが全然疲れない。すごい。
ドライビングポジションにもこだわっているらしいので納得できる。
馬力もそこそこある(200馬力)。
走りも安定している感じがするし、MTだからより楽しい。
燃費いい
ディーゼルなので軽油を使用するため、ガソリン代が多少浮く。
街乗りでも12km/Lくらいはいけるし、高速は17km/Lくらい。
私のようにドライブや長距離運転をよくする人にはディーゼルは合っている。
逆に仕事や買い物などでチョイ乗りが多い人は、ディーゼル車ではなくガソリン車が良い。
サイズも小さくないのでわりと胸張れる
CX-5は決して小さい車ではない。5人乗り。
正直2列目の座り心地としては長時間座っていると少し疲れると思う。それでもSUVとして存在感あるし、他の車に引けを取らないサイズもあるのでちょっとした優越感に浸りながら運転することができる。
このクラスにしては価格もリーズナブル
中間グレードで大体320〜350万あたりの価格帯。
最上位グレードの特別仕様車「Exclusive Mode」の4WDでも400万円弱といったところ。
売れ筋はProactiveだが、予算に問題がなければL PackageやExclusive Modeを選ぶといいと思う。
2、気になる点
CX-5はいい車だが、気になる点もいくつかある。
左側と後方視界が悪い
マツダ車全般に言えることだが、デザインを重視した分視認性が若干悪い。
特に左側と後ろが見づらい。
CX-5のAピラーは他の車よりも太く、左右の安全確認の際に身体を動かさないとよく見えない。
レーンキープアシスト(白線を超えそうになったときの通知)の音が結構うるさい
なので普段はOffにしてる(笑)
ちょい乗りは向かない
先ほども書いたが、ディーゼルの場合はちょい乗りは向かない。
ガソリンならこの限りではない。
たまにナビがバグる
現在位置が変なとこに飛んだり、再生中の音楽が止まったり表示されている楽曲情報が更新されないといった不具合。
センターコンソールが短い
アームレストがないのでたまにセンターコンソールの上に肘を置くのだが、短いので左腕を完全に脱力させることはできない。
たまに気になる。
意外と車幅が広く、道が若干狭いと感じる
視認性が少し良くないからか、幹線道路でも道の狭さを感じる。
運転技術や慣れの問題かもしれないけど。
リセールは良くないと思う
そもそもMT車が少なくなってきている上に、SUVでMTを乗ろうとする変人はさらに限られると思います。
CX-5のATのリセールもハリアーほどではないので需要は極薄な車になります。乗り潰さずに売りに出すことを検討されている方は他の車を選ぶべし。
●最後に
とりあえずCX-5はいい車だと一言加えておく。
ちなみに「マイチェン後のCX-5の方がよかったのでは?」と思われる方もいるかと思います。マイチェンまでの期間が長過ぎて待てなかったこともありますが、そもそもマイチェン前のデザインが気に入っていたので契約したし、いまでもマイチェン前のデザインの方が気に入っているので納得して乗っています。
あとモデル末期だったので品質的にも安定していそうだったのもある(スポーツアピアランスにMT設定があれば、乗り換えるかどうか相当悩んだかな、、)。
車は欲しいと思ったタイミングで買うのが良いので、最終的にはその時の気持ちと勢いとノリで買ってよかった。
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